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初めて漫画を描いてイベントで同人誌を出した話

初めて漫画を描いてイベントで同人誌を出した話

こんにちわ、はすです。

 

実は先日人生で初めて漫画を描いて、

更に同人即売会に参加して同人誌の頒布をしました。

 

全く漫画を描いたことがなかった私が本を出すに至った経緯や、

「漫画描いてイベント出てみたいけどどうすればいいのかよくわからない…」と感じている方の参考になればと思い記事にします。

 

具体的な漫画制作ノウハウではなく、

あくまで体験談ですのでご了承下さい。

 

私もずっと不安でしたが、

漫画が描きたい!という意志があれば誰でも出来ます!

 

 

 

漫画を描いてイベントに参加してみて思ったこと

最初に結論を書いてしまいますが、

今回イベントに参加した後の一番の感想は、

 

参加してよかったー!!!

めちゃくちゃ楽しかったー!!!

 

です。

本当にめちゃくちゃに楽しかったし、

フォロワーさんって実在したんだ…って思いました笑

 

イベントで直接本を描いたご本人から買える、というのも感動でしたし

売ってる側としても、お客さんから「いつも絵楽しみにしてます」とか

「新規開拓なんですけど買ってみます!」なんて嬉しいことを言われたり…。

控えめに言って泣きそうでした。

 

緊張で終始ガチガチだったんですが

同じ作品のファンの方達ばかりなので、自然とお話できてとっても楽しかったです。

 

あと漫画を描いてよかったことは、絵が少し上手くなりました。

いろんなアングルで人物に限らずいろんな物をたくさん描くので、

漫画を描く前よりは描けるものが増えたように思います。

 

 

イベント参加・同人誌作成のきっかけ

さて、ここからは私がイベントに参加するに至った経緯を

お話していこうと思います。

 

私はとある少年漫画が好きで、

TwitterやPixivでイラストを描いてアップしていました。

 

いつか漫画を描いて、

自分の妄想するストーリーを形にしてみたいなと思っていました。

 

あとはフォロワーさん達がイベントの度に漫画本を出して

戦利品と言う名の神々の本を買っているのを見て、

漠然と自分もいつか本を作ってイベント出られたらなあ…とも思っていました。

 

でも漫画なんて描いたことないしやり方もわからないし…と悩んでいた事を、

一緒に住んでいた友人(以下、S子)に相談してみました。

 

するとS子は

「私が教えられる範囲で教えようか?」

と言ってくれたのです。

 

これは本当に運が良かったというか偶然なんですが、

たまたま一緒に住んでいた彼女はベテランの同人作家だったのです。

 

S子は物語の考え方から参考にしている漫画家さん、

ツールの使い方まで手取り足取り教えてくれました。

 

よし!これで同人誌が描けるぞ!とイベントにも申し込み、

こうして私の初同人イベント参加、初同人誌制作が決まったのでした。

 

 

うまく進まない漫画制作作業…

しかし意気込んだのもつかの間、

漫画制作の大変さを知ることとなりました。

 

普段1枚のイラストを描くことしかしていなかった為、

ストーリー構成で行き詰まり、プロットで行き詰まり、コマ割りで行き詰まり、

ありとあらゆる部分で悩みまくりました。

 

しかも漫画は絵をとにかくたくさん描かなければなりません。(当たり前)

それが想像以上にハードなのです。

 

週刊誌で連載している漫画家さんは本当に人間なのかと疑うレベルです。

 

漫画の単行本って500円とか600円じゃないですか、

安すぎるので1,000円以上にしても良いと思うレベルの作業量です。

 

話が逸れましたが、 

やっとの事で話がまとまりプロットから下書きをおこして絵を描き始めました。

 

最終的に本文36ページ、

表紙等合わせて40ページの本になることが決まりました!

 

 

やっと入稿!でも他に準備しなければいけないことが山のようにあった!

 会社が終わってからの時間と土日を全て漫画制作につぎ込み、

印刷所の締め切り数日前になんとか入稿することができました!

 

ほっとしたのもつかの間、

本当に忙しいのはここからでした。

(事前に準備進めながらやればこんなにバタバタしないで済みます!)

 

イベントに参加する時は当日の売り場のレイアウトや

本以外の頒布物・展示物などの制作、

フォロワーさんや好きな作家さんに配る差し入れ、

購入資金とお釣りの用意などなど、たくさんの準備が必要です。

 

 頒布物がこの時点で本しかなかった私は、

グッズは今から作れないので急いで最寄りのキンコーズに走り、

取り急ぎA4サイズのポスター(同人誌の表紙を流用)と無料配布するペーパーを印刷しました。

 

その後はレイアウトやお釣りなどを用意しつつ、イベント当日への準備を進めました。

 

ついにイベント当日!本が完売!

そしてついにイベントの当日がやってきました。

当日は友人に売り子(売り場スペースで自分の代わりに売り番をしてくれる人)を頼んでおいたのですが、
開場後の合流だったので朝は一人で会場に向かいました。

 

イベントの会場はビッグサイトだったので国際展示場駅で降りたのですが、

開場1時間前ともあり人がめちゃくちゃいました。

キャリーバッグを引きずった集団がぞろぞろとビッグサイトに向かっている光景はなんとも不思議でした。

でも本当にイベント参加しに来たんだなという実感がジワジワと湧いて来ました。

 

 設営の準備や周りの方への挨拶を済ませると開場時間になり、

会場からパチパチ!と拍手が起こりました。

すごい!イベントっぽい!と思いながら緊張がピークで、

この辺りからめちゃめちゃ手が震えてました笑

 

外で開場を待っていた人たちがドッと流れ込んできて、

あっという間に会場が賑やかになりました。

 

左右のサークルさんはイベント常連の方だったようで、

ちょくちょく人が来たり、たまに列になったりしてました。

 

すごいなーとその様子を見ていると、

一人の女性がスペースに近づいて来ました。 

ポスターをちらちら見ながら確認すると本を一冊手にとって、

「すみません、一冊ください」

と声をかけてくれました。

 

嬉しくて震える手で本をお渡ししました。

人生で初めて自分の本が売れた瞬間です。

 

ありがとうございます…!とお辞儀しながら嬉しさを噛みしめました。

 

その後は友人がスペースに来るまでに数10分間隔くらいで人が来てくださって、

徐々にイベントの雰囲気にも慣れて行きました。

 

しばらくしたあと友人とも合流し、

私は一旦売り場を任せて人気の作家さんの所に買い物に行くことにしました。

 

コスプレした人や自分で作ったグッズ・ぬいぐるみを展示している人、

いろんな人がいてめちゃくちゃ密度の高い文化祭みたいでした。

目移りしながら好きな作家さんの本を買い、

フォロワーさん何人かに挨拶にも行きました。

 

少しまわっただけで小一時間経ってしまいそうだったので、

がっつり買い物したいときは売り子さんがいないと厳しいなと思いました。

 

お昼になってスペースに戻ると、友人がなんと本の大半を売りさばいていました。

接客業経験者だったので、スペースの様子を伺ってる人に積極的に声をかけていたみたいです。すげえ…

私も人生で一度は接客業やっておこうと決意しました…。

 

イベントはだいたい午前中がピークのようで、

戦場のような空気から午後からは比較的まったりとした雰囲気になりました。

 

まったりしつつも徐々に本は売れ、

開場から3時間ほどで本が全て完売しました!

 

正直めちゃくちゃ少部数だったのですが、

マイナーなジャンルでしたので売れ残って通販にまわせると思っていました。

嬉しい誤算です。

 

完売後も「またイベントに参加する予定はありますか?」と聞いていただいたりして、

こうして人は定期的にイベントに参加するようになるのか…と妙に納得してしまいました。

 

そんな風に言っていただけるのはとっても嬉しいですし、

また参加しよう!という気持ちになりますから。

 

スケブ(スケッチブック)もお願いされたりしたのですが、

ここ最近はiPadかPCでしか絵を描いていなかったので、

手を震わせながら描かせていただいたりもしました笑

 

あっという間に楽しいイベントは終わり、

手伝ってくれた友人と打ち上げをして帰宅しました。

 

こうして私の初めての同人即売会は終了しました。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今イベント参加を考えている人がいるならば、

迷わず参加してください!と言いたいです。

 

漫画の描き方やイベントの参加方法は、

ネットで多くの人が共有してくださったりしています。

また、近くに経験者がいればぜひ相談してみてほしいです。

 

書籍も出ていますので、参考にして見てください。

 

 

 

漫画の描き方について私が言えることがあるとすれば、

好きな漫画家さんの漫画を観察しながら読むと良い、ということです。

 

どのようなストーリー構成で、どんなコマ割りをしているのか、

どんなアングルで描いていて、どんなトーンを使っているのか、

ベタはどんな感じでいれているのだろうか、などなど。

いつも読む側だった自分が描く側に立って改めて漫画を読むと、

こんなに細かい工夫が散りばめられていたのか!と感動します。

 

その知識を取り入れながら描くと、

何も知らない状態より格段に良い漫画になると思います。

 

とはいえ私も初心者です。

いきなり漫画家のように描けるとは思わずに、

描きたいストーリーを楽しみながら描くのが一番良いと思います。

 

イベント参加とまでは行かずとも、

漫画を描くのはとっても楽しいのでぜひ描いてみてくださいね。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

それでは。